とある住宅村にひとりの医者が住んでいました。
名はダーシュ。
自称名医のプクリポです。
彼には助手がいました。
名はりりちよ。
頭の中にパンが詰まっている女の子です。
そんな彼のもとに一人の患者が訪ねてきました。
バッツ「すいません。ちょっと具合が悪くて・・診てもらえますか？」
ダーシュ「おぉ！座れ座れ！」
ダーシュ「とりあえず服脱げ！診てやる！」
聴診器をあてるダーシュ先生。
顔がみるみる険しくなります。
ダーシュ「・・・・・」
ダーシュ「・・・うむ」
バッツ「どうですか？」
ダーシュ「やばいな。すぐ注射しよう」
バッツ「！」
バッツ「ピンチです！」
ダーシュ「りりちゃんあれ持ってきて～」
りりちよ「は～い♪」
りりちよ「先生～ぶどうエキスがありません。」
ダーシュ「まじか！？」
バッツ「注射の中身ぶどうエキス！？」
ダーシュ「効くぞ～ｗ」
ダーシュ「しかしないとは困ったな。。」
りりちよ「先生ドワチャッカオイルならありました！」
ダーシュ「いいね！それを使おう！」
バッツ「！」
バッツ「大丈夫なの？・・・」
ダーシュ「よ～し！準備するから待ってろ！」
準備を進めるダーシュ先生とりりちよ。
不安ＭＡＸの患者バッツ。
なぜならドワチャッカオイルはドワーフにしか効かないのです。
彼はオーガ。果たして効くのでしょうか？
ダーシュ「よし！できたぞ！ドワチャッカオイルにまんげつそう、レッドローズを混ぜて完成だ！」
りりちよ「♪」
バッツ「ピンチです！２」
ジリリリリリリリ！
ダーシュ「ん？電話か」
ダーシュ「ちょっと待ってろ」
ダーシュ「もしもし？」
ダーシュ「あ～どうもどうも！昨日手術したクローエさんの！」
ダーシュ「はい！はいはい！うん！うんうん！え、死んだ！？」
ダーシュ「うん・・うんうん・・・はいはい・・・」
ダーシュ「分かりました～通夜は明日の１９時ですね！了解です！」
ダーシュ「待たせたな」
バッツ「え？」
バッツ「今のって？死んだって？」
ダーシュ「おまえには関係ない」
バッツ「ピンチです！３」
バッツ「帰ります！」
りりちよ「大丈夫！麻酔しますね！ラリホ～♪」
バッツ「Ｚｚｚ」
プスッ！
ニュニュニュ～
バッツ「・・・・・」
バッツ「・・・・・」
バッツ「・・・・・」
バッツ「・・・・・」
ダーシュ「どうだ？」
バッツ「ん・・・・え！？に、人間になってる！？」
そう、これはアストルティア内の実話。
バッツさんは正規のルートで人間になってません。
注射で人間になったのです。
その後彼は仲間と共にレイダメテスへ向かいましたとさ。めでたしめでたし。
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