2013年11月11日月曜日

ヤブ医者ダーシュ『第3話』

りりちよ「・・・・・・」
りりちよ「・・・・・先生?今日何かあるんですか?さっきからソワソワして。」

ダーシュ「ん、いやなんでもない、気にしなくていい」

りりちよ「ふ~ん・・・でもなんか今日オシャレですね。どこか出かけるの?」
ダーシュ「まぁな・・・それじゃちょっと出かけてくる。」

りりちよ「は~い」
りりちよ「ん?先生忘れ物ですよ~このポーチ」

ダーシュ「あ!あぶないあぶない大事なものを忘れるとこだった。」
りりちよ「何が入ってるんです?」
ダーシュ「いやいやwなんにも入ってないw」

りりちよ「ふ~ん・・あれ?何か落ちましたよ?」
ダーシュ「え!?」

りりちよ「・・・・・・」
りりちよ「あーーーーーー!!!これ!!!」
りりちよ「ショコラのアストルティアワールドツアーのチケットーーー!!!!」
りりちよ「私も行きたかったのに!!!なんで先生だけ持ってるの!!!」

ダーシュ「い、いや・・・その・・・俺ファンクラブ入ってるし・・・;;」
りりちよ「私の分はどうして取ってくれなかったんですか?(怒)」
りりちよ「私もショコラファンなの知ってましたよね?(怒)許さない!!!」

りりちよ「メラ!!!」

りりちよのメラによってチケットは灰になってしまった。

ダーシュ「ひえええええええええええ!!!!なんてことをーーーーーー!!!(泣)」

りりちよ「自業自得だわ!私の分も買わないからよ!」
ダーシュ「ひ~どうしよう;;;もう現地調達しかない(泣)」

大急ぎで家を飛び出すダーシュ先生。
もはや涙で前も見えません。

ダーシュ「まさか会員番号001の俺がダフ屋から買わねばならんとは・・・;;」
ダーシュ「しかししょうがない;;早く買わねば間に合わん;;」

ダフ屋「おっとダンナ、チケットをお求めで?w」
ダーシュ「うむ・・・時間がない、いくらだ?」
ダフ屋「えっと2階スタンドで10万Gっすね~」
ダーシュ「2階スタンド?おまえふざけてんのか!俺は会員001号だぞ!アリーナ以外ありえん!」
ダフ屋「そんなこと言われてもね~さすがにショコラのワールドツアー最終日だし・・」
ダフ屋「アリーナのチケットなんて持ってる人いないんじゃないかなぁ」
ダーシュ「ぐぬぬ・・・」
ダフ屋「でもダンナ、会員001ならふつうチケット持ってるでしょ?」
ダーシュ「ぐ・・・・いろいろ事情があるのだ・・・」
ダフ屋「ダンナ、涙拭いてくださいよ。つらいことあったんすね~」
ダーシュ「くそー;;」



はなびん「ん?なんか向こうが騒がしいね。ってあれダーシュさんじゃね?」
クローエ「ほんまや、俺を殺しかけたヤブ医者だわ。でも今の聞いた?」
はなびん「ん?」
クローエ「ダーシュさんNo.001みたいよ?w」
はなびん「な・・・なにぃぃぃぃぃ!?唯一俺の前にいる奴がダーシュさんだったのか!?」
はなびん「ヤツのせいで俺は002・・・くそがー!!!」
クローエ「でもなんかチケット持ってない様子ね。」
はなびん「ほ~・・・なんかあったのかな?まぁいい。俺らは最前線でショコラが見れるんだから。」
クローエ「そうだな。関係ないか。早く入ろう。」
はなびん「うむ。」

絶望の淵にいるダーシュ先生をよそに会場入りするはなびんとクローエ。

ダーシュ「どうすれば・・・俺はどうすればいい・・・2階スタンドに甘んじるしかないのか!?」
ダーシュ「ぐ・・ダメだ・・・俺のプライドがぁぁ!!」

????「おいおっさん」
ダーシュ「ん?」
????「おっさん。私アリーナのチケットもってるぞw売ってやろうか?w」
ダーシュ「おまえは!?」

だいず・ん「100万Gだwはよ出せw」
ダーシュ「ふ・・・ふざけんなぁぁぁ!!!高すぎるだろ!!!安くしろ!!」
だいず・ん「いやじゃ~~w」
だいず・ん「100万も出せないのか。会員001が聞いてあきれるwその程度の想いか~w」
ダーシュ「ぐぬぬぬぬ・・・・・・わかった!!出してやる!!!」
だいず・ん「まいどありw特別あとで回収にしてやるwハンコここねwあとで家いくわw」
ダーシュ「ぐ・・・仕方ない;;」
だいず・ん「ホレw急がないと間に合わんぞw」

プクダッシュで会場入りするダーシュ先生。客を押しのけ最前列をゲットしました。

はなびん「ん?チケットない人がなんでここにいるの!?」
ダーシュ「ふ・・・・俺に不可能はない!」
クローエ「人を瀕死にしたくせに・・・」
ダーシュ「!!!おぉw生きていたのかw通夜まで行ったのにw」
クローエ「あんたのせいで火葬されるとこでしたよ;」
ダーシュ「まぁ気にするなw」
ダーシュ「おwはじまるぞw」

ダーシュ、はなびん、クローエ「おおおおおお!!!ショコラちゃ~~~ん!!!」

ショコラ「今日はありがとう!ファンのみんな~~!!!」
ショコラ「メンバー紹介します!!ギターのノエヌ!!ドラムのりん!!ベースのさら!!」
ショコラ「そして私がボーカルのショコラです♪」

湧き上がる会場。3人はもはやスーパーハイテンション状態です。

ショコラ「いくよ~~~~!!!」

チャラチャラバンバン
チャラチャラバンバン

はなびん「! このイントロは・・・・」
ダーシュ「ま、まさか1曲目からミリオンヒットの『世界樹が枯れる日』だと!?」
クローエ「今日は気合が違う!!てっきり1曲目は『バギバギムーチョ』が来るかとおもった!」
ダーシュ、はなびん「うんうん!そう思った!」

はなびん「ところで・・・さっきからカチカチうるさくない?」
クローエ「たしかに・・・こんなに会場うるさいのに聞こえるな・・・」
はなびん「ダーシュさんのポーチの中から聞こえてくるような・・」
ダーシュ「ん?そういえば・・・なんの音だ?なにも入れてないはず・・・」

ダーシュ「ひぃぃぃぃぃぃぃ!!!!しまったーーーーー!!!」
はなびん、クローエ「!?」
ダーシュ「試験的に作った魔法爆弾入れっぱなしだったーーー!!!」
はなびん、クローエ「えええええ!!!」
クローエ「それってどんな規模??」
ダーシュ「えっと・・・・イオグランデ5発分くらい;;」
はなびん「軽く死ねるんですけど;って・・・・・時間!!!あと3秒!!!!やばいーー!!!」
ダーシュ「ひぇぇぇぇぇ!!!どうしよ!どうし・・・」

ピカッ☆
チュドーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!

ダーシュは死んでしまった
はなびんは死んでしまった
クローエは死んでしまった
ショコラは死んでしまった

爆風に包まれるアリーナ最前席。まきこまれるアイドルショコラ。

りん「なに!?なに今の!?ショコは無事!?」
さら「げwショコ死んでるw」
ノエヌ「ぎゃぁぁぁまじか!?」

りん「大変!ザオラル!!」

ショコラは生き返った!

ショコラ「フー、フー、なに・・・・いまの・・・・(怒)」
さら「そこに転がってる3人が爆発してw」
りん「どうしよ・・・一応生き返らせておく?」

ショコラ「必要ないわ。よく見れば会員No.001~003じゃないの。」
ショコラ「彼らをリストから削除して!テロを起こすなんて最低!!!」

ショコラ「ん?」

どこからともなく聖者の詩が聞こえる・・・

なんとダーシュは生き返った!
なんとはなびんは生き返った!
なんとクローエは生き返った!

ショコラ「チッw誰が余計なことを・・・・」

はなびん「なんてこった。会場がボロボロだ;;」
ショコラ「あ、あなたたちもう削除したからね!もう会員じゃないので。帰ってくれる?(^-^#)」

ダーシュ、はなびん、クローエ「ええええええええ!!!!(泣)すいません許して~~~!!!」

ショコラ「許すわけないでしょ!!!消えなさい!!!」

放心状態の3人。コンサートスタッフがそれぞれの家のルーラストーンを使わせた。
飛ばされる3人。


りりちよ「あれ?おかえりなさい。ど~したの?なんかボロボロだけど・・・」
ダーシュ「・・・・・・」

りりちよ「なんか目がイっちゃってるわw」

ダーシュ「終わった・・・なにもかも・・・」

りりちよ「良く分からないけど元気だしてくださいね!」

ピンポ~ン!

りりちよ「あれ?だれか来たみたい。」
だいず・ん「やほ~wりりちゃんw」
りりちよ「だいちゃん!お久しぶり^^」
だいず・ん「おいおっさんw回収にきたぞwあとさっきの聖者の詩代金も合わせて130万Gだw」

ダーシュ「もってけ・・・もうどうでもいい・・・死のう・・」
だいず・ん「ぷぷぷwまいどあり~~~ww」


ヤブ医者ダーシュ『第3話』 ~完~


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1 件のコメント:

  1. 大作面白かったです!だいちゃんも登場だね(≧∇≦)。なんか、めっちゃだいちゃんらしくて良かったです(笑)。クロさんもご無事でなにより!
    抜け駆けしたら良くないっていう教訓も踏まえてて、アストルティアの国語教科書に載せたいくらいだね!
    楽しかった

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